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フェリス女学院中学校入試問題(過去問)解答解説

フェリス女学院中学校・高等学校算数過去問研究

フェリス女学院中学校の理科入試問題は例年大問4〜5題。解答箇所が60前後、うち記述20カ所、さらにに作図による解答形式です。

2011年度は 1.化学反応(植物を使った実験) 2.光の反射 3.気体の性質 4.植物 5.地層 が出題されました。知識自体は基本的なもので日頃の丹念な学習の結果を求める内容です。

今回は  5.地層を解説します。

理科入試問題5. 地層にチャレンジ


5問題




スペースONEプロ家庭教師の解答で、フェリス女学院中学校の発表ではありません。



(1)解説解答

実験Bから、土には燃える成分が含まれていると考えられます。土を燃やすと出てくる気体は何ですか。主な気体を1つ答えなさい。
解説
実験Aから 土には無色透明のつぶ、黒く丸いつぶ、植物の残がい、虫の死がいなどが見られました。色透明のつぶは、けい石や長石などで、高温で焼くと溶け出してガラス化をしますが、燃えません。黒く丸いつぶは小さい石のつぶ。燃えるのは植物の残がいや、虫の死がいです。有機物が燃えると 二酸化炭素と水ができます。

答    二酸化炭素


(2)解説解答
実験BCDから、砂の無色透明のつぶ、白いつぶ・黒いつぶの成分はそれぞれ次のア〜エのどれだと考えられますか。当てはまる記号を選び、その理由を答えなさい。
       ア 砂鉄   イ ガラス   ウ 食塩   エ 石灰石
解説
実験Bで加熱前と加熱後の様子も重さも変化がなく、実験Cで砂の中の黒い粒が磁石について動かず、実験Dでうすい塩酸をかけても変化がない。:燃えず、磁石につく性質もなく、うすい塩酸に反応しない物質はイ ガラス。
実験Cで砂の中の黒い粒が磁石について動いた。 : 磁石につく性質を持つ物質は ア 砂鉄。
実験Dでうすい塩酸をかけるとあわがでて、重さが軽くなり白い粒がなくなった。:うすい塩酸と反応する物質は、石灰石。石灰石は炭酸カルシウムからできています。塩酸と石灰石を反応させると二酸化炭素と水と塩化カルシウムが発生します。
発生したあわは二酸化炭素、二酸化炭素が空気中に逃げて重さが軽くなります。

答     砂の無色透明のつぶ  イ  理由(実験Bで加熱前と加熱後の様子も重さも変化がなく、実験Cで砂の中の黒い粒が磁石について動かず、実験Dでうすい塩酸をかけても変化がないから。)     
       白いつぶ   エ    理由(実験Dでうすい塩酸をかけるとあわがでたから。)
       黒いつぶ   ア   理由(実験Cで砂の中の黒い粒が磁石について動いたから。)
(3)解説解答
砂と火山灰のつぶの形を比べると、火山灰のつぶはとがっていたり角ばっているものが多く、それに比べ砂のつぶは角がとれて丸みをおびたものが多い、という特徴がありました。砂のつぶが丸みをおびているのはなぜだと考えられますか。
解説
火山灰は火口にたまったマグマが噴火に伴って上空に噴き上がった後、冷やされて固まったものです。大きさによって言い方が変わり、直径2ミリ未満は火山灰、直径2―64ミリは火山れき、直径64ミリ以上は火山岩塊といいます。主に石英や正長石、斜長石などの鉱物で構成されています。

砂は、岩石が風化や浸食作用によって運搬される途中に角がけずられ丸みをおびてきます。

答    風化したり、流水のはたらきで運搬される間に角が取れたり、砂どうしがぶつかりあって丸くなっていったから。

(4)解説解答

解説
関東平野の南部にある台地(武蔵野台地)の表面にある黒く薄い地層は、黒ボク土と呼ばれ植物などの有機質を含む土壌で、その下に関東ローム層と呼ばれる地層があります。関東ローム層は富士山や箱根の噴火で放出された火山灰が偏西風に乗って流れてきて、一万年以上もの長い時間をかけて、含まれている鉄分が酸化して 赤黒い土の安定した地盤になりました。

答  (1) 関東ローム層     (2)  イ

(5)解説解答

博物館に行って、この地層について調べました。下図のような、富士山と箱根山からふん出した火山灰が同じ厚さで積もった地点を結んだ「等厚層線図」の展示がありました。この図から、富士山の火山灰は、どの方位(東・西・南・北)に飛んだか答えなさい。また、その原因として考えられることを1つ答えなさい。
解説
日本の上空に常に吹いている偏西風が西から東に富士山の火山灰を風に乗せて運び、図のように堆積していきました。

答   方位:東      原因: 日本の上空を吹く偏西風が西から東へ火山灰を運んだから。

(6)解説解答

解説
アイスランドは、北大西洋のほぼ中央に位置し、ヨーロッパでは英国に次ぐ大きな島国で面積は北海道と四国を合わせた面積よりさらに1万平方キロも広い。「火と氷の島」と云われ、現在も活動中の200を超す火山と国土の12%を占める氷河、多くのフィヨルドに代表され、最北端が北極圏の真下に位置する島です。
アイスランド南部にあるエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull)氷河で2010年4月14日午前1時(日本時間同日午前10時)に火山が噴火し、この噴火により、氷河の一部が溶解し、2度の大規模な洪水が発生しました。また、地域一帯で多数の地震が観測されました。

火山灰が航空機に与える脅威詳しい解説は火山灰が航空機に与える脅威

答    (1) 噴火により、氷河の一部がとけたから。
     (2) フロントガラスの視界がくもること。気流速度計の計算を妨げること。客室内にもやが立ちこめ、与圧が低下するおそれがあること。など



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