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普連土学園中学校高等学校入試問題(過去問)解答解説

普連土学園中学校高等学校理科過去問研究

2009年度普連土学園中学校第1回理科入試問題は 1.バネ 2.気体の性質 3.植物の体のつくりと働き 4.星座 の大問4題構成でした。総解答箇所39、計算 用語記述、一行記述が中心です。


理科入試問題(植物のつくりにチャレンジ)


3. 問題

植物の体のつくりとそのはたらきについて、以下の文を読み1〜3の問に答えなさい。

友子さんの学校ではキウイフルーツを育てています。キウイフルーツはつる状の茎で周囲のものに巻きつきながら成長し、雄花にできた花粉が雌花のめしべに受粉することで結実します。

キウイフルーツの茎の一部がとても長く伸びたので、棚からはみ出した部分をハサミで切りました。すると、夜になると切り口から液体が少しずつ垂れるようになりました。友子さんはキウイフルーツの茎がどのようになっているのかを調べるために、顕微鏡けんびきょうで観察しました。

図1は茎の断面を、図2はその一部分をさらに拡大したものです。非常に小さな細胞が密集したAの部分、その外側(B)と内側(C)には管状の細胞が集まった維管束が観察されました。

また、図3は葉の断面を拡大したものです。茎と同じように維管束が見られました。




問1 @ Aの部分、B、Cの管の名称を答えなさい。

   A Aの部分の細胞が小さく、密集している理由の説明として正しいものを1つ選び、記号で答えなさい。
    (ア) B、Cの太く大きな細胞に押されて、縮んでいる。
    (イ) 分裂ぶんれつしてできた直後の、まだ小さな細胞が集まっている。
    (ウ) B、Cの細胞が古くなり、中身がなくなって小さくなっている。

   B Bの部分では、管の周囲に分厚い壁かべに包まれた丈夫じょうぶな細胞が観察されました。この細胞は、はぎ取って加工され、人間の生活に利用されてきました。紙の材料として用いられている植物の例を1つ答えなさい。

   C 葉の維管束で図2のCにあたる管はどれですか。図3のD〜Fから選び記号で答えなさい。

問2 文中の下線部について、@とAに答えなさい。

   @ この現象を説明した以下の文の空欄に、適切な語句を答えなさい。
    茎の切り口から垂れた液体は、( あ )である。( あ )は維管束の( い )という細い管の中に途切とぎれることなく存在し、根が押し上げる力と、葉が引き上げる力によって植物体内を上昇していく。最後は葉の維管束から葉の細胞の隙間に移動し、( う )から出ていく。この現象を( え )という。

   A この現象は、ふつう夜しか見られません。その理由を答えなさい。

問3 受粉した後、めしべの子房の細胞が発達して果肉となり、果実が熟していきます。このとき、維管束のはたらきがどのように関わっているかを調べるために、次ページの実験1〜6を行いました。
実験に用いるキウイフルーツは、図4のように茎を1本だけ残して他を切り取り、その茎に果実を1つだけ残してあります。

また実験3〜5では、以下の方法で茎の表面をはぎ取る処理を行ってあります。

図5のように、茎に環状かんじょうの切れ込みを入れ、切れ込みと切れ込みの間で、Aから外側の部分を取り除きました。Cの管には変化がありませんが、Bの管は上と下に切断されて、液体が流れなくなります。(A〜Cの記号は、図2と同じものを指します。)

   @ 実験1と実験2から、果実が熟するのには水以外にどのような物質が必要だと考えられますか。

   A 実験3〜5の結果をふまえると、BとCの管の中を液体がどのような方向に流れているかわかります。正しいものを下の(ア)〜(カ)から1つ選び、記号で答えなさい。

   (ア)Bは上向き、Cは下向き
   (イ)Bは下向き、Cは上向き
   (ウ)Bは上下両方、Cは下向き
   (エ)Bは下向き、Cは上下両方
   (オ)Bは上下両方、Cは上向き
   (カ)Bは上向き、Cは上下両方

   B 実験6の文中【A】として適切な操作を解答用紙の図中に書き加えなさい。必要ならば、欄内に説明の語句を記入してもかまいません。

実験方法と結果
実験1 何も処理を加えずに成長させたところ、果実は大きくなり、熟した。
実験2 葉をすべて取り除いたところ、果実は生きていたが熟さなかった。大きさもほとんど変わらなかった。
実験3 葉をつけたままで、 の位置で茎の表面をはぎ取ったところ、果実は生きていたが、熟さなかった。大きさもほとんど変わらなかった。
実験4 葉をつけたままで、 の位置で茎の表面をはぎ取ったところ、果実は大きくなり、熟した。
実験5 葉をつけたままで、 の位置で茎の表面をはぎ取ったところ、果実は大きくなり、熟した。
実験6 葉の一部を図のように取り除いて、【A】ところ、果実は生きていたが熟さなかった。大きさもほとんど変わらなかった。

スペースONEのプロ家庭教師の解答で、普連土学園中学校の発表ではありません。

問1@解説解答

@ Aの部分、B、Cの管の名称を答えなさい。
A Aの部分の細胞が小さく、密集している理由の説明として正しいものを1つ選び、記号で答えなさい。
    (ア) B、Cの太く大きな細胞に押されて、縮んでいる。
    (イ) 分裂ぶんれつしてできた直後の、まだ小さな細胞が集まっている。
    (ウ) B、Cの細胞が古くなり、中身がなくなって小さくなっている。

B Bの部分では、管の周囲に分厚い壁かべに包まれた丈夫じょうぶな細胞が観察されました。この細胞は、はぎ取って加工され、人間の生活に利用されてきました。紙の材料として用いられている植物の例を1つ答えなさい。
C 葉の維管束で図2のCにあたる管はどれですか。図3のD〜Fから選び記号で答えなさい。

解説
A:形成層  さかんに細胞分裂をして新しい細胞を作り出す部分で、茎を太らせる働きをしています。形成層は内側に道管、外側に師管を付け加えていきます。形成層は単子葉植物にはありません。養分の通り道をB:師管、水の通り道をC:道管、道管と師管の束を維管束と言います。
道管や師管は活動をやめた細胞が上下につながって出来たものです。道管は上下のつなぎ目の壁が竹のふしをぬいたようになくなって、ひとつのつながりの茎になっていますが、師管は上下の境目の壁にふるいのように多数の小さな穴があいています。   
解答
@ A:形成層  B:師管  C:道管  A イ B コウゾ,ミツマタ C D

問2 @解答
文中の下線部 「キウイフルーツの茎の一部がとても長く伸びたので、棚からはみ出した部分をハサミで切りました。すると、夜になると切り口から液体が少しずつ垂れるようになりました」について、@とAに答えなさい。

@ この現象を説明した以下の文の空欄に、適切な語句を答えなさい。



茎の切り口から垂れた液体は、( 水 )である。( 水 )は維管束の( 道管 )という細い管の中に途切とぎれることなく存在し、根が押し上げる力と、葉が引き上げる力によって植物体内を上昇していく。最後は葉の維管束から葉の細胞の隙間に移動し、( 気孔 )から出ていく。この現象を( 蒸散 )という。


問2 A解答

A この現象は、ふつう夜しか見られません。その理由を答えなさい。



水は昼間は光合成で使われるから
問3 @解答
実験1 何も処理を加えずに成長させたところ、果実は大きくなり、熟した。
実験2 葉をすべて取り除いたところ、果実は生きていたが熟さなかった。大きさもほとんど変わらなかった。
@ 実験1と実験2から、果実が熟するのには水以外にどのような物質が必要だと考えられますか。

糖分


問3 A解答

実験3 葉をつけたままで、 の位置で茎の表面をはぎ取ったところ、果実は生きていたが、熟さなかった。大きさもほとんど変わらなかった。
実験4 葉をつけたままで、 の位置で茎の表面をはぎ取ったところ、果実は大きくなり、熟した。
実験5 葉をつけたままで、 の位置で茎の表面をはぎ取ったところ、果実は大きくなり、熟した。

A 実験3〜5の結果をふまえると、BとCの管の中を液体がどのような方向に流れているかわかります。
正しいものを下の(ア)〜(カ)から1つ選び、記号で答えなさい。
(ア)Bは上向き、Cは下向き (イ)Bは下向き、Cは上向き (ウ)Bは上下両方、Cは下向き
(エ)Bは下向き、Cは上下両方 (オ)Bは上下両方、Cは上向き (カ)Bは上向き、Cは上下両方
     オ
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